2020年(R2) 第2回 風景
最優秀賞
「初雪の景色」 西川 光男 ( さいたま市 )
- [評]
- 雪景色というのはまことにフォトジェニックである。写真においては、いかにシンプルに被写体を捉えて表現力を増すかに苦心するものだが、雪は被写体を白一色に染め上げて余分なモノをそぎ落とし、新鮮な造形を表してくれる。この場合は上からのアングルが素晴らしく、マッチ箱のように点在する車が面白い。 (評は河野和典元日本カメラ編集長)
優秀賞
「落花」 半田 充右 ( 行田市 )
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- 川底に舞い散った無数の桜の花びら。中央の真っ直ぐに伸びた水路は遙かまで永遠につづくかのようだ。その超広角レンズでシンメトリックに構成したテクニックが見事である。 (評は河野和典元日本カメラ編集長)
優秀賞
「川面に揺れて」 大場 亘 ( さいたま市 )
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- めずらしい光景を巧みなバランス感覚でフレーミングしている。特に川面の色鮮やかな反映は何とも美しく、見事なハーモニーを奏でている。 (評は河野和典元日本カメラ編集長)