2016年(H28) 第3回 テーマ
ー 埼玉の文化 ー
最優秀賞
「魂抜いて天に舞う」 本間 静子 ( 所沢市 )
- [評]
- 岩槻をはじめ埼玉県にはいくつもの人形メーカーが点在する。ひな人形や五月人形の供養も各地で行われているようだ。この作品の素晴らしさは、燃えさかる炎の上段に五月人形がでんと構え、その下にひな人形が左右にバランス良く配置され、それを真正面から堂々と捉えたところにあるだろう。これにより艶やかなシーンを上品にみやびに表現している。この伝統ある文化を表すに、これ以上の撮影法はないと言わざるを得ない。(評は河野和典元日本カメラ編集長)
優秀賞
「夜の氷川参道」 大場 亘 ( さいたま市 )
- [評]
- うっそうとした木立に覆われ、もやが立ち込め、左右の灯籠に黄色い火が灯る中、「夜の氷川参道」を歩く女性の後ろ姿。これ以上幽玄でロマンチックなシーンはあるだろうか。まさにフォトジェニック。(評は河野和典元日本カメラ編集長)
優秀賞
「魂を込めて」 中村 信雄 ( さいたま市 )
- [評]
- 左隅にはこんがりと焼き上がったせんべいがあって、せんべいを焼く店主の顔もこんがりと赤ら顔で、微笑ましい。後ろの壁に投映した影は戯画的でこの雰囲気を盛り上げている。この箸と鏝(こて)のような道具を使って焼く姿は、題名通り魂が込められている。 (評は河野和典元日本カメラ編集長)