2018年(H30) 第1回 自由
最優秀賞
「夢の迷い路」本間 静子(所沢市)
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- 玉手箱でも開けたかのように、不思議な世界が姿を現したものだ。周囲の色といい、形といい、天井の反映といい、まるで人を吸い込みながら奥へ果てしなくつづくトンネルのようで、シュールというしかない。 (評は河野和典元日本カメラ編集長)
優秀賞
「気配」新井 勝(坂戸市)
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- 障子が破けただけの単純な光景ながら、格子のラインとカレンダーの反転した数字、全体の光と影の色調──よくぞこれだけで不思議な「気配」をデザインしたものである。 (評は河野和典元日本カメラ編集長)
優秀賞
「ふるさと」藪内 邦夫(富士見市)
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- 昔のたたずまいを備えた家で飛び跳ねるおさげの少女。その逆光線とモノクロームの画面は、まさに「ふるさと」を表している。 (評は河野和典元日本カメラ編集長)