2015年(H27) 第2回 自由
最優秀賞
「眼差し」 柳本 敦子 (さいたま市)
- [評]
- 童話の絵本のタイトルバックを見るような面白さがある。真っ暗闇の中、ぽっかり口を開けたタイムトンネルから、お伽の国へこれから案内するように語りかける女の子。ぱっちりと見開いた瞳、まるでアナウンスしているような口元。〈自由部門〉の作品として、これほど発想力の豊かさを感じさせる秀作があろうか。(評は河野和典元日本カメラ編集長)
優秀賞
「ほたる火の里」 林 とし子 (小川町)
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- この作品もファンタジックで、優しさがあふれ出て素晴らしい。望遠レンズと絞りの選択が的確でバックのボケ具合が良かった。(評は河野和典元日本カメラ編集長)
優秀賞
「祭りの夜」 鈴木 美智子 (坂戸市)
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- 全景ではなく、金魚すくいの場面をクローズアップでしかも手の一部を逆光で黒く表現たことにより、祭りのイメージが膨らんだ。赤青緑の配色も楽しい。(評は河野和典元日本カメラ編集長)